Flax フラックス
亜麻(フラックス)は初夏~夏にかけて美しいブルーの花を咲かせます。種子からは「亜麻仁油」が採れ、健康食品や塗料などに使用されます。
亜麻(フラックス)の繊維を原料とした織物の総称がリネンです。
石油を主原料とする化学繊維がすべての繊維の半数以上を占めていますが、ナチュラル志向の高まりと共に天然繊維が見直されています。
中でも注目度が高まっているのがリネンです。その中でも最上級を誇るのがフレンチリネン。
『人類最古の繊維』として質感の良さはもちろん、その丈夫さや吸水性、速乾性に優れた特性により、古代から親しまれてきました。
痩せた土地でも太陽の光と雨水があれば育ち、樹木などに比べると4倍のスピードで成長、その上種を蒔いて収穫するまでに森林の約4倍の二酸化炭素を吸収すると言われています。
亜麻(フラックス)のあらゆる部位を繊維以外でも捨てる部分がなく利用可能で、肥料などに無駄なく活用でき、使わなくなった繊維を土に埋めれば微生物によって水と二酸化炭素に分解され土に還ります。
太古の時代から未来へ向けて、愛され続けられるナチュラルファブリックがリネンではないでしょうか。
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